ホワイトニングに適さない人
ホワイトニングは比較的安全な施術ですが、歯の状態や健康状態の問題によって施術不可、あるいは施術してもあまり効果が期待できない場合があります。
ホワイトニングを考えている人は、自分の体調や歯の状態をチェックし、ホワイトニングを受けても問題ないかどうかを確認するようにしましょう。
・歯の病気
ホワイトニングは歯にホワイトニング剤を塗布して行う施術法です。
ホワイトニング剤は健康な歯には無害ですが、治療をしていない虫歯や歯周病を抱えている場合、患部にホワイトニング剤が付着することによって悪化する可能性があります。
同様の理由で、歯に亀裂が入っている人にもおすすめできません。
・人工歯
ホワイトニングは生きている歯にのみ有効な方法なので、差し歯や入れ歯などの人工歯には効果がありません。
人工歯を避けてホワイトニングすることは可能ですが、その場合、人工歯だけがまわりから浮いてみえてしまうというデメリットがあります。
このような場合は、周囲のホワイトニングの明度を下げるか、あるいは入れ歯や差し歯の部分を新しく作り直す必要があるでしょう。
・その他、歯の異常
その他、歯の異常でホワイトニングに適さない場合があります。
たとえば、テトラサイクリンによって変色した歯にはホワイトニングは適しません。
テトラサイクリンとは、昭和40年代に流通した抗生物質で、投与された多くの人が歯の変色を起こすなどの副作用を訴えた薬品です。
テトラサイクリンは歯の象牙質を変色させるため、ホワイトニングのメカニズム上、テトラサイクリンによる変色まで白くすることは不可能とされています。
ほかにも、成長過程において、歯のエナメル質や象牙質が未発達の状態で形成されてしまった場合、ホワイトニングを行うと鋭い痛みを伴うため、ホワイトニングには向いていないと言えます。
・無カタラーゼ症
カタラーゼとは、体内で合成される抗酸化物質のことで、過酸化水素を水と酸素に分解する作用を持つ酵素です。
健康体には自然に体内に存在している酵素ですが、無カタラーゼ症を患っている人は、体内中のカタラーゼが不足し、過酸化水素を分解できなくなってしまいます。
ホワイトニングに使用されるホワイトニング剤には過酸化水素が用いられているため、健康な人には問題ありませんが、無カタラーゼ症の人がホワイトニングを行うのは避けた方が無難です。
・妊娠中の人
これまで、妊娠中の女性にホワイトニングを行い、問題が起きたという症例はありません。
しかし、安全性の高さが立証されているとは言え、薬剤を用いる施術法ですので、万一のことを考えると、妊娠中のホワイトニングは避けた方がよいというのが一般論となっています。
